〜 現場で学んだ「目的意識」を伝えるマネジメント術 〜
指示が伝わらないのはなぜ?
現場で学んだ「目的意識」を伝えるマネジメント術
指示したはずなのに部下が動かない――その理由とは?
現場で「これお願い」と指示したのに動いてくれない、という経験はありませんか?
私自身現場で、何度も「指示が伝わらない」もどかしさを感じてきました。
けれど、その経験を重ねるうちに、ある大切なことに気づいたのです。
なぜ部下に指示が伝わらないのか?
結論から言えば、やること(指示)だけ伝えて、なぜやるのか(目的)を伝えていないことが最大の原因でした。
ある日、私は忙しさの中で、「この資料3部コピーして」とだけ指示を出しました。
すると、スタッフはただコピーして机に置いただけ。会議室へは持っていってくれませんでした。
でもそれも当然です。
「何のためにコピーするのか」「どこに持っていくのか」を伝えていなかったのですから。
目的を伝えるだけで、チームが自ら動き出す
それから私は、指示の出し方を変えました。
「この資料は先方との打ち合わせで使うから、時間までに会議室に置いておいてくれる?」
たったこれだけの違いで、スタッフは自分で判断して動いてくれるようになりました。
目的を理解しているから、どう動くべきかを“考えて”くれるのです。
【実践編】指示が伝わる人になるための3つのコツ
1. 「なぜそれをやるのか?」を最初に伝える
行動の背景を共有するだけで、作業が“自分ごと”になります。
2. ゴールを明確にする
「どの状態になれば完了なのか」を伝えれば、相手の迷いが減ります。
3. 相手が判断できる材料を与える
「この後、誰が見るか」「何時までに必要か」など、少しの情報が判断力につながります。
【体感】目的を伝えることで現場の空気が変わった
目的を共有し始めてから、現場の空気が変わりました。
仕事に対して前向きな姿勢が増えた 「それならこうしましょうか?」という提案が出るようになった チームとしての連携がスムーズになった
これは、リーダーである自分が「指示を出すだけで終わっていた」ことを改めた結果です。
「目的意識」を学ぶために読んで役立った本
現場での実践に加え、考え方のベースを養うために読んだ本もとても役に立ちました。
『1分で話せ』伊藤羊一
→ 要点を端的に、論理的に伝える力が身につきます
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まとめ:指示が伝わらないとき、見直すべきは「目的の共有」
忙しいときほど、指示が雑になりがちです。
しかし、「何のためにやるのか」という目的意識を共有するだけで、部下の動きは確実に変わります。
目的を伝えることは、チームへの信頼を示すことでもあります。
私自身、現場で失敗を重ねたからこそ、その大切さに気づくことができました。
今日からぜひ、「目的から伝える」指示を意識してみてください。
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